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体臭チェッカー 野望


コニカミノルタの新規事業開発部隊が、“体臭を点数で示す”世界初の携帯型チェッカーを開発中。その野望とは?

サイト名: nikkei BPnet
参照URL: リンク

体臭チェッカー とは??

体臭によって電車内やオフィスで周囲の人に不快な思いをさせる「スメルハラスメント」が社会問題化している。
体臭は自分では気づきにくく、知らぬ間に相手に迷惑をかけてしまう可能性があり、ビジネスパーソンにとってはエチケット上の大きな課題だろう。
そんな悩みの種を解決するため、コニカミノルタの新規事業開発部隊「BIC JAPAN」が開発中のデバイスが、
体臭を点数で示す世界初の携帯型チェッカー「Kunkun body(クンクンボディ)」だ。自分がどれほど臭いのか数値で見える化してしまう驚きの仕組みや、
新たに開拓する“臭いビジネス”にかける野望を、企画開発責任者の甲田大介氏に聞いた。
●40代筆者、午前中なのに早くも臭い……

――体臭を測定して数値で示すユニークな製品ですね。最初に使い方を教えてください。

コニカミノルタBIC Japanの甲田大介氏(以下、甲田): 計測できる部位は、頭、耳の後ろ、わきの下、足の裏の4カ所です。

本体を部位から約1cmの距離に近づけて白いボタンを押すと、4つのガスセンサーがにおいを感知し、約20秒間で計測を終了。
結果をBluetooth経由でスマホの専用アプリに表示します。
結果画面では、“3大体臭”と言われる「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」をそれぞれ10段階のレベルで示し、
その3つを掛け合わせた総合点を100点満点で表示します。においがきついほど点数は高くなり、3大体臭のうちどれが原因なのか、ひと目でわかるようになっています。
試しに計測してみますか?
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――測ってみましょう(と言って、筆者はわきの下と足の裏を計測した)。すると……んんっ。午前中なのに総合点は「83」と出ています。
これって臭いということですよね。

甲田: 自分の体臭のきつさが数字となって表されると、確かにショックでしょう。

ですが、そうやって客観的な数値で“見える化”され、気づかなかった体臭を認識できることが重要。
においがきつい部位がわかれば、その場で汗拭きシートなどでケアしたり、普段から入念に洗ったりするなど、対策を打てるからです。

――今日から気を付けます……。ところで、体臭はどのように計測しているのですか?

甲田: まず、汗臭はアンモニアとイソ吉草酸、ミドル脂臭はジアセチルと中鎖脂肪酸、加齢臭はノネナールと、それぞれの体臭の主な成分を特定。

その上で、各成分の割合を10段階で調節した模擬体臭モデルを作成しています。例えば、模擬汗臭のレベル1のにおいであれば、アンモニアが何%、イソ吉草酸が何%といった具合です。
そうやってでき上がった10段階の模擬体臭モデルを、我々が「HANA」と呼んでいるコンピュータ上の学習プラットフォームに機械学習させ、
クンクンボディ本体に学習データをファームウェアとして組み込んでいます。そして、実際の計測では、
4つのガスセンサーが感知した体臭と学習データをパターンマッチングさせることで、汗臭、ミドル脂臭、加齢臭のレベルを判定し、総合点とともに専用アプリの結果画面に表示しているわけです。

――これまでのにおいチェッカーとは全く異なる画期的なシステムですね。

甲田: 今までも他社が口臭チェッカーなどを販売していましたが、においの強弱しか測れないのが課題でした。

例えば、5段階で計測するチェッカーであれば、歯磨き後にミントのにおいが強い場合も、食後にニンニクのにおいが強い場合も、
においの良し悪しに関係なく「5」と判定されてしまいます。これは、センサーに付着したにおい物質の量だけを測って判定しているためです。
けれど、実際に知りたいのは悪いにおいだけですよね。

そこで、我々は量を測るのではなく、機能が異なる4つのセンサーによって体臭のパターンを識別し、

予め学習させた模擬体臭モデルのデータとマッチングさせることによって、悪いにおいがどれだけあるかを判定する方法を新たに開発したわけです。
この仕組みは、人間がにおいを識別する方法と似ています。
人間の鼻の中には嗅覚受容体と言われるにおいセンサーがあり、そこににおい物質が吸着すると、脳がパターンマッチングして何のにおいか判定しています。
本製品では、その嗅ぎ分けの仕組みを応用しているのです。

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